外遊び暮らし

【初心者向け】キャンプを始める前に知っておきたい準備と基礎知識

こんにちは。ちびやまです。

いよいよキャンプのシーズンがやってきました。
春~秋にかけてはキャンプのベストシーズン!

キャンプ未経験の方でキャンプに興味があり始めてみたい!という方もまだまだいるのではないでしょうか。
でも「何を準備すればいいの?」「初心者でも大丈夫?」といった不安があり、なかなか始められない方も多いはず。

この記事では、キャンプ初心者の方が安心して最初の一歩を踏み出せるよう、始める前の準備や知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。

キャンプ初心者が知っておきたい「キャンプの魅力」

キャンプの魅力はたくさんありますが、大きく分けると以下のような魅力があります。

自然の中でリフレッシュできる

普段の生活では味わえない、山や川に囲まれた環境で過ごすことで、心も体もリセットされます。
星空を眺めたり、風の音を感じたり、五感が研ぎ澄まされる感覚が魅力です。

家族や仲間との絆が深まる

火を囲んでの食事や、みんなで協力してテントを立てる体験は、日常ではなかなかできない貴重な時間です。
子どもとの距離もグッと近くなります。

非日常を手軽に味わえる

キャンプは旅行よりも気軽に行けて、でも日常から離れられる「プチ冒険」です。
身近な自然の中での非日常体験は、大人にも子どもにも刺激的です。

自分で「生きる力」を感じられる

火を起こしたり、寝床を整えたり、自然の中で生きる工夫をすることで、自分の手で生活を作る「原始的な楽しさ」が味わえます。

子どもの成長を実感できる

自然の中では、遊びも学びも自由。
虫取りや川遊び、薪割りなど、普段できない経験が子どもを大きく成長させます。

キャンプギア・スタイルを楽しめる

テントや焚き火台、キャンプ飯用のギアなど、自分のスタイルを追求できる楽しさがあります。
おしゃれなキャンプサイト作りにハマる人も多いです。

季節ごとに違う楽しみがある

春は新緑、夏は川遊び、秋は紅葉、冬は焚き火と温かいご飯・・・。
季節によって全く違う表情を見せてくれるのも、キャンプならではの魅力です。


みなさんはどの魅力に惹かれましたか?

それによって「どんなスタイルのキャンプを目指すか」も変わってきます。
自分に合ったキャンプのスタイルを見つけるのも楽しみの一つです!

キャンプ初心者が揃えるべき道具リスト(まずは最低限でOK!)

キャンプを始めたいけど、道具がたくさんあって迷う・・・
そんなキャンプ初心者の方に向けて、まず揃えるべき最低限の道具8点を紹介します。

テント

種類

タイプ特徴初心者向き?
ドーム型軽量で設営しやすい。収納もコンパクト。
ワンタッチ型広げるだけで設営完了!超簡単設営ができる。
トンネル型広くて快適。2ルーム式も多い。
ファミリー・中級者向け
ロッジ型居住性抜群。大型で本格派向け。
長期滞在・上級者向け

ポイント

  • まずは「人数+1人分のサイズ」を選ぶ!
    テントの「○人用」は、寝るだけの人数を想定しています。荷物スペースを含めると、表記人数より1人多めが快適。
    例:2人で使う →「3人用」、家族4人 →「5~6人用」推奨
  • 初心者は「ドーム型」or「ワンタッチ型」がおすすめ!
    ドーム型、ワンタッチ型は設営が簡単なため初心者におすすめ。
  • インナーテント+フライシートの二重構造のテントが雨・結露防止になるためおすすめ
  • 耐水圧(雨対策)が1,500mm~2,000mmのものを選択

寝袋

種類

タイプ特徴初心者向き?
封筒型ゆったり快適。布団に近い寝心地。夏向き。
マミー型ミイラ型で体にフィット。保温性が高く冬向き。
人型(着るタイプ)動きやすく、夜トイレも行きやすい。
上級者向け

選定のポイント

  • 使用温度を確認
    必ず「快適温度(Comfort)」と「限界温度(Limit)」をチェックしてください。
    例:春~秋のキャンプ → 快適温度5~10℃の寝袋が目安
    ※特に春・秋は朝晩が冷えるので油断禁物!
  • 素材を確認
    中綿が化繊:価格が安く、湿気に強い。初心者向け。
    中綿がダウン:軽くてコンパクト。冬キャンプ向けで高価。

マット

種類

タイプ特徴初心者向き?
クローズドセルマット
(銀マットなど)
安い・軽い・丈夫。
インフレータブルマット
(空気+ウレタン)
寝心地◎・設置が簡単。
エアマット
(空気だけ)
厚みありで軽量。やや破れやすい。

選定のポイント

  • 地面からの「冷気」と「ゴツゴツ感」を防がないと、快眠はムリです。
    キャンプで快眠できるかはかなり重要のため、ケチらないことが大事。
  • 初心者にはインフレータブルマットがおすすめ!
    収納時は小さく、寝心地も快適でバランスがよいです。

ランタン

種類

タイプ特徴初心者向き?
LEDランタン安全。充電式や電池式がある。
明るく長持ちする。
ガスランタン光量が強く自然な光のため雰囲気◎
火気使用に注意が必要。
ガソリンランタンクラシックな雰囲気。
燃料補給や定期的にメンテナンスが必要。
中・上級者向け

選定のポイント

  • 初心者は「LEDランタン」一択でOK!
    火を使わず安全、しかも高性能なモデルも豊富です。
  • テントサイト全体を照らす「メインランタン」+テント内や移動用「サブランタン」の2~3個用意するのが理想。
  • 調光機能付きが便利!
    夜は眩しすぎると逆に疲れるので、明るさを変えられるタイプがよいです。

焚き火台

種類

タイプ特徴初心者向き?
折りたたみ型コンパクトで収納◎
軽量で持ち運びが楽。
スタンド型高さがあり調理しやすい。
フラット型(ロースタイル)安定感あり。地面に近い。
一体型(重い)重厚感があり火力が強いが収納が不便。
車移動・慣れた方向け

選定のポイント

  • 初心者には「折りたたみ式」「軽量タイプ」がおすすめ
  • 灰受けやゴトク付きだと調理にも使えて便利
  • 直火NGのキャンプ場が多いため、焚き火台は必須!

調理器具

最初はこれだけでOK

  • カセットコンロ
  • メスティン or 小型フライパン
  • 食器類 or シェラカップ
  • トング・包丁・まな板

ポイント

  • 調理が不安なら、事前に家でカット&味付けして持参するとよい。
  • 初めは作りたい料理に合わせて家庭用の調理器具を持っていく形でOK。

クーラーボックス

種類

種類特徴初心者向け?
ソフトクーラー折りたためて軽量。
保冷力はあまりない(数時間~1日程度)
ハードクーラー(一般)プラスチック製で丈夫。
保冷力は1~2日程度。
ハードクーラー(高性能)厚い断熱材と密閉性がよく、保冷力抜群(2~5日程度)
値段は高価。

ポイント

  • 初心者には「メインにハードクーラー」+「サブにソフトクーラー」の組み合わせが最も実用的!
  • 家族4人で1泊2日なら45L前後が安心
  • 氷や保冷剤をしっかり入れることが大事。
  • 直射日光を避け、日陰に置くと保冷効果アップ!

テーブル&チェア

種類(テーブル)

タイプ特徴初心者向け?
ロースタイル地面に近く落ち着く。
焚き火との相性◎
ハイスタイル調理がしやすい。
イスに座って食事も快適。
2way/3wayシーンに応じて高さを変えられる。

ポイント(テーブル)

  • 迷ったら2wayテーブル(ロースタイル⇔ハイスタイル切替)が万能!
  • サイズは使用人数に合ったサイズを選びましょう。
    4人なら約90×60cm~120×60cmが目安
  • 素材はアルミ天板がおすすめ! 軽くてタフで汚れも落としやすいです。

種類(チェア)

タイプ特徴初心者向け?
ローチェア地面に近く焚き火との相性◎
焚き火好き、ゆったり過ごしたい人
ミドルチェア食事・焚き火どちらもOKなバランスタイプ。
ファミリー、初心者全般
ハイチェア立ち座りしやすく、長時間座っているのが楽。
年配の方、調理メインの方

選び方

  • ロースタイルキャンプが流行中!でも長時間座るならミドル~ハイも検討価値あり
  • 子連れ・長時間滞在なら「背もたれ+ひじ掛けあり」がおすすめ!
  • 「車で行くファミリーキャンプ」なら折りたたみ式が手軽

おまけ ~あると便利な道具~

  • ゴミ袋(必須!複数枚あると◎)
  • ウェットティッシュ・キッチンペーパー
  • 軍手・タオル・虫除けスプレー
  • タープ ※夏は特におすすめ
  • モバイルバッテリー(スマホ充電用)

まとめ ~まずは全部揃えなくてもOK!~

初心者が最初から全部買い揃える必要はありません。
まずは以下の3つの方法で「お試しキャンプ」から始めてみることがおすすめです。

  • レンタルサービスを利用する。
  • 道具を持っている友人に同行させてもらう。
  • デイキャンプで練習する。

初心者におすすめのキャンプ場の選び方

キャンプ初心者にとって、キャンプ場選びはとても重要です。
安心・快適に過ごすには、以下のポイントをチェックしましょう。

  • トイレが清潔かどうか
  • 炊事場や電源があるか
  • ゴミ捨て可能か(持ち帰りの場合もあり)
  • 管理人が常駐しているか
  • レンタル・売店の有無

まずは設備の整った高規格キャンプ場を選ぶことがおすすめです。

キャンプ初心者が注意したいマナーと安全対策

キャンプ初心者でも、最低限のマナーと安全の意識は持ちましょう。

  • 夜遅くの騒音・光害に注意
  • ゴミはしっかり持ち帰る or 分別する
  • 焚き火は必ず消火し、後始末も丁寧に行う
  • 天気のチェックは必須
  • 食材は野生動物対策を意識して保管する

自然を楽しむためには、「来たときよりもキレイに」が基本です!

無理せず楽しむことを優先にスタート

いきなり本格的なキャンプを目指すと、準備や片付けで疲れてしまうことも多いです。

  • まずはデイキャンプから始める
  • 料理はおうちで仕込んで、現地では温めるだけにする
  • 周囲のベテランキャンパーのスタイルを観察するのも◎

キャンプ初心者こそ、無理せず「楽しむ」ことを優先してください!

まとめ

キャンプは、特別なスキルがなくても始められる身近なアウトドアです。
ただ、正しい準備と情報があると、楽しさは何倍にも広がります。

キャンプ初心者の皆さんも、今回の記事を参考にぜひ気軽に挑戦してみてください!